災害時の対応と対策

日本全国で自然災害が頻発し、各地で大きな被害が発生しています。万が一の時にも慌てずに安全を確保できるよう、対応と対策を知っておくことは大切です。“災害に強い”といわれるLPガスの特性とともに、災害に備える対策・災害が起きた時の対応について確認しましょう

LPガスが“災害に強い”理由 

ご家庭ごとの供給だから復旧が早い 

LPガスは、ご家庭の容器ごとに個別供給が可能なエネルギーです。そのため、災害発生時にガスの供給がしゃ断された場合も、容器単位で個別に調査・点検を行えるので、導管や電線を通じて集団供給される都市ガスや電力に比べて、相対的に早く復旧させることができます。 

LPガス 分散型(個別)供給 個別点検
  • ●配管が短いため、異常があれば即修理可能
  • ●1戸単位で安全を確認し復帰可能なため、復旧までの時間が短い
都市ガス 系統(集団)供給 各戸の器具点検、ガス栓閉止確認
  • ●数百戸、数千戸単位で配管などの安全確認を行うため、復旧に時間がかかる

災害への備えと対応方法 

地震が起きた時は? 

危ないので火気に近づかないようにし、揺れが収まってから、以下の対応をします。

  1. 器具栓・ガス栓を閉める(マンション等の集合配管ではメーターの元栓も閉める)
  2. 大きな地震の時は容器バルブも閉める
  3. 非難する場合は、火災防止のために電気のブレーカーも落とす 
時計回りで閉まる

台風・洪水の時は? 

容器バルブを閉め、容器が倒れたり流されたりしないように、鎖やベルトなどでしっかり固定されているかどうか、確認します。日頃から容器がしっかり固定されているかどうか、チェックしておくと安心です。容器がしっかり固定されていない場合は、当社にご連絡ください。

容器をしっかり固定

火災の時は? 

容器バルブを閉めてから(可能な場合)火災場所を離れて、消防署員や消火にあたる人に容器の位置を知らせ、後の処置を依頼します。ご自身の安全確保を最優先にしてください。地震発生時の二次災害で火災が起こることもあるので、対策を知っておくことは重要です。

火災の時は?イメージ

停電した時は? 

停電中も、ガスコンロや小型湯沸し器など、電源を使わないガス器具は設備に損傷がなければ使用可能です。ただし、停電中は換気扇などが動かず、排気が困難になることがあるため、ガス器具を使用する場合は、窓を開けるなど十分に換気できるように注意してください。 

※換気が十分に確保できないときは、ガス器具の使用はやめましょう。 

ガスを外に追い出すイメージ

マイコンメーターが止まったら?

マイコンメーターは、震度5以上の揺れを感知した時、多量・長時間のガス消費を感知した時に、自動でガスをしゃ断します。その場合、お客様ご自身でメーターの復帰操作が可能です。

  1. 器具栓・ガス栓を全て閉める
  2. 復帰ボタンを押す
  3. 文字と赤ランプが消えたら完了 
マイコンメーターが止まったら?イメージ